1ゲージ4線式ひずみ測定法とは

測定誤差が生じない新方式

ひずみゲージ測定には使用するひずみゲージの枚数や測定の目的に応じて各種の結線方法が用いられています。1ゲージ法ではリード線抵抗の温度影響をなくすために1ゲージ法3線式が広く用いられています。 しかしリード線抵抗によるゲージ率の補正や接続部の接触抵抗の変動などによる測定誤差が生じていました。 当社開発の1ゲージ4線式ひずみ測定法は4本のリード線を用いることでリード線抵抗によるゲージ率の補正や接触抵抗による測定誤差が生じない新方式のひずみ測定方法です。(特許番号 3681359)

1ゲージ法3線式に対する優位性

当社開発の1ゲージ4線式ひずみ測定法は、従来の1ゲージ法3線式と比べて以下の優位性があります。

リード線抵抗
従来は、リード線の抵抗を低く抑えるために、可能な限り太く短い電線を推奨していました。リード抵抗の影響を全く受けないので細いリード線を長くひずみゲージに付加することが可能になりました。
接触抵抗
従来は、接触抵抗の影響を受けるためにリード線の延長や測定器への結線は、はんだ付や専用のコネクタを使用していましたが、接触抵抗の影響を全く受けないので、圧着式のモジュラープラグを使用することが可能となりました。モジュラープラグはワンタッチで測定器への結線、延長リードへの接続ができるので、配線作業の効率化と配線ミスの防止、併せてはんだ付作業が不要になるので鉛レス結線が可能となります。

 

1ゲージ法3線式と1ゲージ4線式ひずみ測定法の比較

従来の1ゲージ法3線式と1ゲージ4線式ひずみ測定法を比較すると以下のような特長があります。

リード線抵抗値変化の影響を受けない特長
  1ゲージ法3線式 1ゲージ4線式ひずみ測定法
リード線の太さ 太い 細い
リード線重量 重い 軽い
リード線の材質 同一のものを使用する必要がある 同一のものを使用する必要が無い
リード線被覆の色 測定によっては同一の色 同一のものを使用する必要が無い
試験体への負荷 重い 軽い
運搬コスト 大きい 少ない
接続部の接触抵抗値変化の影響を受けない特長
  1ゲージ法3線式 1ゲージ4線式ひずみ測定法
簡易コネクタ接続 不可 可
はんだ付け 必要 不要
配線作業時間 長い 短い
配線ミス 注意が必要 大幅に軽減
環境対策 はんだに鉛が含まれる 鉛フリー

 

関連製品リンク

測定システム

当社製データロガーTDS-630/-530/-150は内蔵スイッチボックスのモジュラージャックに直接、TDS-602/-303をお使いの場合は対応スイッチボックスを使用して頂くだけで簡単に1ゲージ4線式ひずみ測定ができます。

TDS-150 100CH(組込みMAX50CH)、電池動作
TC-37K ハンドヘルド型、5CH(外部スイッチボックス)、ひずみ、温度、電圧、単3×4本
TC-32K ハンドヘルド型、5CH(外部スイッチボックス)、ひずみ、温度、電圧、単3×4本
ISW-50G 1ゲージ4線式対応、ADC内蔵スイッチボックス
IHW-50G 1ゲージ4線式対応、ADC内蔵、高速スイッチボックス
SSW-50D 1ゲージ4線式によるひずみ測定対応、半導体リレー式(50CH)
FSW-10 1ゲージ4線式対応、TDS-150専用チャンネルユニット