二枚貝殻体運動測定装置 SL-200シリーズ

本装置は、ホールセンサを装着した海中の二枚貝の殻体運動を測定し、その開閉運動の変化により赤潮や貧酸素などの海の環境異常をいち早くキャッチし、無線により警報として通知します。また貝類の生態基礎研究などへの活用も可能です。ホールセンサは、最大8チャンネル分装着でき、装置は防水機能を有しています。

img-sl100-01

測定原理

二枚貝の一方の殻体へホールセンサを、もう一方の殻体へ永久磁石をそれぞれ接着剤にて取付けます。殻体の開閉運動によって生じる二枚の殻体距離に応じた磁界の強度変化を、電気信号に変換して測定します。

img-sl100-02

特長

  • 殻体測定用のホールセンサを最大8点接続可能
  • 海水温測定用の温度センサを最大4点接続可能
  • 貝に悪影響を及ぼさないセンサ
  • 無線ユニット(オプション)により、遠隔で制御および測定データの送信が可能
  • ソーラーユニット(オプション)により、筏上でシステム単体での運用が可能
  • 海水に対応した防水・耐候性機能